普通の理系院生が新米コンサルタントになるまでのブログ

地方旧帝大修士がBig4の内定を獲得するまでとした後のいろいろ

【本選考体験記】フューチャーアーキテクト

フューチャーアーキテクトは、(登記上)日本初のITコンサルティングファームです。
創業は1989年とその歴史は意外と古く、東証一部上場、創業社長が今もトップに立っています。
ERPのスクラッチ開発(パッケージではなく、オーダーメイドのコーディング)に強みを持ち、コンサルとSIerの色を併せ持ったような企業です。

本記事では、フューチャーアーキテクトの本選考をレポートします。

選考時期

本選考最初のフローである説明会は12月〜4月。

選考フロー

テクニカル選考、コード選考やらいくつかコースがありますが、ここでは私が選択したプレゼン選考(一番一般的な選考)をレポートします。

説明会参加(必須)ののち、
①ES & Webテスト
②一次面接
③二次面接(プレゼン面接)
④三次面接(役員)
⑤人事面接

詳しくは各項目で後述しますが、
②の一次面接でネガティブチェック
③の二次面接はよくわかりません。
ここまではまあまあ簡単に通りそうな感じ。
④の三次面接ででフューチャーで働けそうか(内定を出せるか)というレベルに絞られ
⑤の人事面接で最終確認、といった印象を受けました。

ちなみに、希望すれば内々定の人事面接まで全てSkypeで選考を受けられます。

選考体験記

それでは、それぞれの選考フローをレポートしていきます。

説明会

大崎の本社で。指定はないけど大体スーツ。
エラい人のお話を拝聴してから、若手社員3人とセッション。
これが結構面白くて、全員がスマホからプラットフォームにアクセスして、リアルタイムで集められた質問に回答していく形式。
これだけだとまあ普通なのですが、その質問にいいね!的な投票ができて、上位の質問が上に上がってくるような仕組みでした。
みんな表立って挙手されられた時にはそんなこと聞かないくせに、ちゃっかり「外コン受けましたか?」「アクセンチュアとかどうですか?」なんて質問が上位に上がっていて面白かったです。

一週間以内にESとWebテを提出するように言われました。

ES & Webテ

【設問1】貴方らしさが最も現れた出来事を小学校、中学校、高校生、大学生の各年代順に簡潔に書いてください。(800文字以内)
【設問2】貴方の強みや得意なこと、研究成果などを具体的に教えてください。(800文字以内)

設問は2つですが、800文字×2と、結構重めです。

設問1は、面接で触れて欲しい話題を年代別に散りばめました。

【小学校】〜〜〜〜〜〜〜〜でした。
【中学校】〜〜〜〜〜〜〜〜でした。

と言った具体に、800文字がつらつら並ぶなかで見やすいようには意識しました。

設問2は、ちょうど他社ESが400文字のものが多いので、ガクチカ2本をコピペしました。

私がアピールしたい強みは2つあります。
1つ目は、〜〜〜です。〜〜〜〜〜〜。(350くらい)
2つ目は、〜〜〜です。〜〜〜〜〜〜。(350くらい)
「シメの一文」

といった感じの構成です。

どちらも言わずもがな、結論ファースト、エピソードの具体性、設問にきちんと答えることは意識しました。
加えて、800字と長いので、面接官が面接前に軽く目を通した時に内容が入ってきやすいように、構成をわかりやすくすることも効いたと思います。

Webテは玉手箱です。
・言語
・図表の読み取り
・暗号
・性格
が課せられました。暗号はあまり見たことがなく無対策で、正直全くできませんでしたが、どうせ他の学生もできないので気にすることはありません。
あれを課して何を見られているのかよくわかりませんが、、、

結果

3日後、メールで。

一次面接

Skypeと東京会場が選択できましたが、Skypeで受けました。
東京会場で受験すると二対一の集団面接のようですが、Skypeは言わずもがなマンツーマンです。

面接官は入社3年くらいの若手。
かなりラフな雰囲気、服装でした。

ESを手元で読まれながら、気になることを聞かれた感じでした。
ESにない志望動機も聞かれたので、きちんと用意する必要はあります。
面接官も若手で面接のプロではないので、聞かれたことにシンプルに答えることをベースに、引き出してもらえないところは多少自分から話を広げました

設定時間は60分でしたが、向こうからの質問20分ほど、逆質問は15分くらいで自分から切りました。
逆質問は、当たり障りのないオーソドックスなことを聞きました。
面接の頭で指定されていた30分ちょっとが経過したあたりで、自分から逆質問を切って終了。

結果

3日後、メールで。

二次面接(プレゼン選考)

今回もSkypeが選択できたので、Skype面接にしました。

面接官と1対1の、プレゼンテーション形式の面接です。
冒頭5分でプレゼンを行っていただきます。
テーマは「自己アピール」です。
内容、形式は問いませんが、ご自身の強みや魅力を存分にプレゼンしてください。
また、プレゼンの中に「フューチャーとご自身がマッチしていると思うポイント」も盛り込んだ上でご作成ください。 

このような案内を受けました。


プレゼンは以下の構成にしました。
・自己紹介
・紹介するエピソードの背景
・発生した困難
・解決方法
・結果
・そこからアピールしたい強み

初めて聞いた人にもストーリーと、エピソードの規模感が伝わるよう意識しました。

面接官は一次よりちょっと年次が上の5年目くらいの人でした。
やはりフランクで、和やかな雰囲気の面接でした。
自己紹介ののち5分プレゼン、プレゼンのフィードバック、その後ESに沿った質問、逆質問の構成でした。
プレゼンのフィードバックは、「情報量は多かったが、構成が整理されていたのでロストは少なかった、良いプレゼンだった」と評価していただきました。
他の学生には「論理が通っていない、何が言いたいのかわからない」と詰められたと言っていた人もいたので、きちんと”強みをアピールする”というゴールから逆算した構成を作ること、それぞれのセクションを飛躍のないようにつなげることが評価につながると思います。

やはり今回の面接官もあまり面接慣れしていないようなので、引き出してもらえないものは自分から売っていくようにしました。
15分ほど逆質問の時間をもらい、オーソドックスなことを聞き、終了。

結果

4日後、メールで。

三次面接

今回もSkypeが選択できましたが、三次から交通費が出るようなので、東京まで出向きました。

待合スペースで10分ほど他の学生と話しましたが、自信はなさげ、会話もしどろもどろでよく二次まで通ったな、、、といった感じだったので、この三次で大きく絞られるものと思われます。
面接後のエレベーターでも会いましたがゲッソリしていました。

面接官は役員?クラス。今までの面接官と明らかにキレが違いました。
といえど、雰囲気は和やかで、非常にフランクでした。
基本はESに沿った質問と、志望動機、ITやプログラミングに対する耐性の有無を見られていたと思います。
私はプログラム未経験でしたので、新しいものやテクノロジーへの興味や学習意欲、プログラミング以外のIT知識で、「こいつは大丈夫だろう」と思ってもらえるようにアピールしました。

面接官からの質問は15分ほどであっさり終わり、30分ほど逆質問の時間をもらいました。
かなりざっくばらんな雰囲気だったので、オファーをもらえたら迷うであろう他社の印象や、転職に関することなど、普段聞けないようなこともガツガツ聞きましたが、正直に答えてくださったと思います。
聞きたいことを聞き切ったところで、予定より早く自分から切って終了。

内定後に三次の面接官とお話しする機会がありましたが、「あの面接では一緒に働けそうか否かしか見ていない」と仰っていたので、きちんとフューチャーのカルチャーと求められる働き方を理解して、自分を売っていくことがポイントだと思われます。

また、話の端々から、二次面接までの評価は三次の面接官に伝わっているようでしたので、そのイメージから面接がスタートするところはありそうです。
私の場合は高評価で伝えてもらえていたようので、「通せるか確認する」ようなスタンスで話せてもらえてやりやすかったです。
そういう意味では、二次面接までは、通過することよりも、上に伝えられる評価をいかに高めて貯金をすることがポイントであると思います。

結果

約一週間後、メールで。

人事面接

こちらも交通費が出たので、東京に出向きました。

人事と一対一で、今までのようにミーテイングルームではなく、オフィスのオープンな場所でお喋り、といった雰囲気でした。
今までの評価を再確認するような質問や、現在の就活状況に関する質問を一通りされ、その場で内々定を告げられました。

既に名前の入った内々定通知書を持ってきていたことになるので、よほどのことがない限り、内々定はもらえるものと思われます。

内々定後

人事面接中に、「承諾はいつまで待ってほしい?」と言われ、希望した時期をそのまま期限に設定していただきました。
入社までに簿記2級取得がマストで、取得しないと入社できません

研修を充実させるために、会社としても入社月を4月/7月/10月に分散させたいようでした。
入社時期を7月や10月に希望して、遊んだりワーホリに行ったりする人もいるようで、それは魅力的でした。

総括

「コンサルティングから開発まで自社でやっている」ということは、裏を返せば「コンサルティングをやっている人もいれば、技術を研究する人、開発をする人、テストをする人、保守運用をする人が社内にいる」ということです。

全職種を一括で採用しているがゆえ、入社後のキャリアパスの自由度は大きい反面、”やりたいことをやらせてもらえるのは出している結果と引き換え”なので、評価が低い人は、テストなどの裁量が小さい仕事にしかアサインしてもらえないところはあるようです。(別にテストが悪い仕事というわけではないですし、それ以外が良い仕事だ、と言いたいわけではありません。)

そういう意味では、内定者の「デキそうなヤツ、野暮ったいヤツ」の開きは他社より大きく、言い様によっては内々定を貰うハードル自体は、よく比較されるITコンサル他社と比べてそう高くないように思いました。